ある実験で、登山者が山から下りて来た時に2つの飲み物を飲ませ、どちらがおいしいと感じるかモニタリングを測った、という記事を見たことがあります。

1つはオレンジジュースの香料を付けた飲料、もう一つはグレープフルーツの香料を付けた飲料。
結果は8割以上の人が、グレープフルーツ香料の方を選んだとか。

オレンジを選ばなかった理由に「疲労感MAXなので、甘さより爽やかさを求めていた」や、
「オレンジは逆にのどが渇くような気がした」という感想が多くあった一方、
グレープフルーツの決め手はおおよその人が「苦みがおいしいと感じた」と、答えたそうです。

また別の論文では、人は身体的な疲労を感じると、酸味を美味しく感じ、精神的な疲労があると苦味を美味しく感じると言う実験結果があるそうです。

そして東洋医学的な考え方でも、苦味は「心」の不調に当てはまる。

なるほど～～。グレープフルーツの学名には「楽園」と言う言葉が使われているのが色々な意味で納得できますね。

蒸し暑い日は精神的ストレスも多め。

そんな時はグレープフルーツのほのかに苦味のある香りがよりリラックスさせてくれる事、間違いなし☆

 

たけだ