平和の象徴
ハト?
もそうですが、今日は「オリーブ」についてです。
オリーブは「知恵、賢さ」という花言葉もあり、アロマでもかかわりの深い植物です。
果実を食べても美味しいですが、オイルを食事やキャリアオイルとして使う事も多いのではないでしょうか。
オリーブの学名「Olea europaea」は「油質の」を意味するラテン語の「oleosus」と「ヨーロッパ」を意味する「europaea」から来ています。
開花時期は5~7月で、果実の収穫時期は9月~11月ぐらいになります。
果実を搾るだけで作れるオリーブオイルはとても古くから利用されてきたようです。
アロマの歴史にもオリーブは登場します。
モーゼのエジプトからの脱出を描いた「出エジプト記」では、モーゼが神様からオリーブオイルにシナモンやミルラなどを漬け込んで聖なる油を造るように言われています。
こんな大昔からキャリアオイルのようにして使われていたんですね。
そして、花言葉にまつわる言い伝えもあります。
旧約聖書に出てくる「ノアの方舟」では、洪水の後、陸地を探すためにノアがハトを飛ばすと、ハトはオリーブの若葉を加えて戻ってきました。それにより、洪水がひいたことを知ったと言われています。
これが元になり、オリーブは平和のシンボルになったそうです。
ギリシャ神話にもオリーブにまつわる話があります。
海神ポセイドンと女神アテナがある都市を欲しがりました。神々は最も人間の役に立つものを作った方に、その都市を与えることにしました。
ポセイドンが作ったのは戦争に役立つ馬、アテナは食べることも夜に明かりを灯すこともできるようにオリーブの木を植えました。神々はオリーブの方が人の役に立つと認め、その都市をアテナに与えました。
その都市がアテナイ(現在のアテネ)と呼ばれるようになり、アクロポリスの丘に女神アテナをまつり、オリーブはアテナに捧げる木になったそうです。
オリーブオイルはオメガ9系のオレイン酸が多いことから、悪玉コレステロールの低下や血圧降下、血糖値の低下にも良いと言われています。
お肌に塗ってもしっかり保湿してくれるので、乾燥肌の方にオススメです。
現代の私たちにもとっても役立つオリーブオイル。
お好きな精油とブレンドして使ってみて下さいね。
おがわ