メディカルアロマアンチエイジング研究所(運営 アロマスクール ラヴァーレ)の取り組みが
第24回日本抗加齢医学会総会にて発表されました!

2024年5月31日(金)〜6月2日(日)にかけて熊本城ホール&WEBオンデマンドによるハイブリッドにより開催された「第24回日本抗加齢医学会総会」にてメディカルアロマアンチエイジング研究所(運営 アロマスクール ラヴァーレ)の取り組みが「アロマセラピーによる免疫力向上効果の検証」として発表されました。
発表の概要については以下をご覧ください。

アロマセラピーによる免疫力向上効果の検証

杉岡陽介1), 菅野千津子1), 菅野也寸志1), 竹内砂織1), 美川知香子1) 加藤倫卓3), 久保明1)2)
(1.アロマセラピースクールラヴァーレ メディカルアロマアンチエイジング研究所, 2.東海大学医学部付属東京病院, 3.常葉大学健康科学部)

【目的】

メディカルアロマアンチエイジング研究所ではアロマセラピーによる効果を“なんとなく気持ちが良い” “効果があるような気がする”といった主観的な評価から、各種血液検査や生理検査などの医療機器にて効果を数値化し“見える化”することによって客観的な評価を行い、具体的にどのような効果があるかを検証している。
今回、免疫力向上作用がある精油を独自の配合でブレンドし皮膚塗布前後における免疫検査項目への効果について解析を行ったので報告する。

【対象】

対象は29~50歳までの女性17名(平均年齢43.0歳)とした。

【測定項目】

リンパ球、NK 細胞、単球、CD4/8 比、白血球、好中球、 好酸球、 好塩基球、血小板、IgG、IgA、IgM、IgE、CD3、CD4、CD8、CD19、殺菌能、貪食能とした。
検証にあたり、リンパ球、NK細胞、単球、CD4/8比を用い独自の基準で指標を設け、免疫スコアとした。

免疫スコアの計算式

(介入後リンパ球数)/(介入前リンパ球数)= A
(介入後NK細胞数)/(介入前NK細胞数)= B
(介入後単球数)/(介入前単球数)= C とする。

(A+B+C)/3 = D
※3項目なので3で割る

D × CD4/8比 = E
※免疫バランスであるCD4/8比を掛ける

(E×100)- 100 = 免疫スコアとした。

【方法】

アロマセラピーを行う前に血液検査を実施し、その後、当スクールにてブレンドした精油を入浴後毎日、腹部と腰部に1日1回10mlを21日間塗布を行なって頂き、再度血液検査を実施し、介入前後の検査値を比較検討した。

精油の内訳

・ティートゥリー 30滴
・ラヴィンツァラ
・レモン
・オレガノ
・クローブ
・コパイバ
上記の精油を配合しアーモンドオイルで希釈しました。

・塗布量:10ml/日
・塗布頻度:1回/日
・塗布期間:21日
・塗布部位:腹部と腰部にかけて塗布

【使用したアロマ精油の効果】

  • ティートゥリー
    効果:免疫力向上、抗菌・抗ウイルス、抗炎症、消臭、虫除け、その他
  • ラヴィンツァラ
    効果:免疫力向上、抗菌・抗ウイルス、呼吸器系、鎮痛、疲労回復、その他
  • レモン
    免疫力向上、抗菌・抗ウイルス、消臭、集中力向上、美容、消化促進、その他(光毒性があり)
  • オレガノ
    効果:免疫力向上、抗菌・抗ウイルス・抗真菌、抗酸化作用、消化促進、抗炎症、呼吸器系、その他(強力で刺激が強い)
  • クローブ
    効果:免疫力向上、抗菌・抗ウイルス・抗真菌、鎮痛・抗炎症、消化促進、抗酸化作用、呼吸器系のサポート、その他
  • コパイバ
    効果:免疫力の向上、抗菌・抗ウイルス、抗炎症、鎮痛、抗酸化作用、皮膚の健康維持、消化促進、リラクゼーションとストレス軽減

【アロマ精油の効果】

  • リラクゼーションとストレス軽減
    ラベンダーやカモミール、ベルガモット、その他多数
  • 睡眠の質を向上
    ラベンダーやサンダルウッドなど
  • 気分の向上
    レモン、オレンジ、グレープフルーツなど
  • 集中力と記憶力の向上
    ローズマリーやペパーミント
  • 痛みの軽減
    ペパーミントやユーカリのオイルなど
  • 免疫機能の強化
    ティーツリーやユーカリ、レモングラスなど
  • 消化促進
    ジンジャーやペパーミントなど

【使用方法】

ディフューザーで拡散、マッサージオイルとしての使用、風呂に数滴加える、直接吸入するなど

【結果】

介入前後での平均値
リンパ球:104.5%
NK細胞:128.4%
単球:112.5%
CD4/8比:106.6%
免疫スコア:21.5% とそれぞれ増加した。

結果の表

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【まとめ】

1,リンパ球の増加は免疫細胞である、NK、T、B、 形質細胞などの増加を意味しており、全体的な細胞性免疫力が増加する可能性が示唆された。

2,NK細胞が増えたことによって、新規の異物侵入や体内で起こる免疫系の異常に対応できる能力が上がる可能性が示唆された。

3,単球が増えたことによってマクロファージや樹状細胞を増やす能力が上がり、細胞性免疫力が増加する可能性が示唆された。

【結語】

アロマオイル塗布によって免疫スコアの平均値が17名中13名で上昇した。
したがって、塗布を継続することによって、免疫スコアを含め全体的な免疫力の向上が期待できると思われた。

筆頭演者: 杉岡 陽介
演題発表に関連し、開示すべきCO I 関係にある企業などはありません。

MAAイメージ写真

メディカルアロマアンチエイジング研究所は「アロマでアンチエイジング」 をテーマに、今までハッキリしなかったアロマセラピーの効果を”見える化”していきます!
病気の予防をしながら、美しさも忘れない!
メディカルとアロマの融合で叶う、次世代のアンチエイジングをこの先も研究してまいります!